「お前使えねえなあ・・・太陽だ。太陽に向かえ」ヨシュアはイラついたように言った。
船体が方向を変えるのがわかる。
「了解しました。命令を実行中です。席に着いてください。緊急加速・・・開始します。」ヨシュア達は既に席に着いていた。
太陽と聞いてすぐ、ロシナンテは姿勢を太陽に向け始めていた。緊急加速が始まりヨシュア達はシートに押し付けられた。「2G・・5G・・気分は悪くありませんか?緊急加速を停止しますか?」呑気なロシナンテ。
「いや。このまま加速を続けろ・・ロシナンテ、トランスポンダーを切れ」ヨシュアは言った。
「なんで切るんだよ?」ヤマダは言った。二人共7Gの加速で、喋しゃべるのが苦しそうだ。
「俺たちは地球を攻撃したテロリストだぞ。きっと戦艦がやって来る。」ヨシュアは言った。
地球合衆国軍司令部ではロシナンテ号を補足し攻撃衛星からミサイルを発射した。
「目標、太陽方面に向かって急激に加速しています。」オペレータが言った。「戦艦も向かわせろ。決して逃がすな。」と司令官は言った。
かなりの距離を感じた。あんな距離を越えて通信出来た事がアルテミスには驚きだった。
「多分、彼は地球の近くにいた。」今は通信が途絶え、アルテミスは彼らの事を知ることが出来ない。もう一度彼らの事を見ようとしたが、上手くいかない。当然だ、遠すぎるのだ。
「ロシナンテ号との通信は途絶したままです。何かあったんでしょうか?」ストルムグレンの部下の女が言った。ヨシュア達は通信を遮断していたが、彼らの呼びかけは聞いていた。

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