月: 2025年5月

  • 天使の翼 悪魔の影110

    わなかった。質問したところで、答えは得られない。

    「お前には理解できないだろう。」そんな答えが返って来るのは目に見えていたからだ。

    意識が体に戻ったカイトは、また浜辺に大の字になった。見えるのは青い空。そして姿勢を変え、右手で頭を支え横になった。これからどうしようか・・・人類を支配しようと思えばできる力を手に入れてしまったのだ。今はそれをどう使おうか?と思いを巡らせていた。

    終わり

  • 天使の翼 悪魔の影109

    「話せてよかった、また来るよ・・」そういうと悪霊は一旦去っていった。

    「・・なんだ?一体?・・でも・・多分ほんとに散歩の途中だったんじゃない?・・そんなに驚異は感じなかったし・・・」

    その時、突然二人の意識に介入があった。

    「・・お前の疑問に答えよう。・・・」

    「あなたは・・・あの時の・・・」とヨシヒロ

    「あ、これって例の?」意識を共有しているためカイトも分かった。

    「例のもっと上位の天使。」

    カイトの体は海辺で気を失った様な状態になっている。水面に浮かんでいるのだ。

    ・・・何ということだ・・今現れるとは・・パズズは、その光景を傍から見ていた。まばゆい光の中にカイトとヨシヒロの意識がある。しかし近づけない。

    「まず一つ目、ヨシヒロ。カイトとの融合の期間は、およそ50億年・・・」

    「え?そんなに?」

    「それだけあれば十分だろう?」と上位の天使

    「待ってください、寿命もそれだけあるってことですか?」ヨシヒロは疑問に思った。50億年生きるのも大変だ。

    「いや、寿命はそんなにない。肉体はその前に滅びる。しかし意識の融合期間はその位だ。これ以上、はっきりとは教えられない。地球で長い時間を過ごした後、別の役割がお前たちには待っている。」

    「それを教えてください。と言っても無理ですか?」

    「分かっているね・・その通りだ」

    「パズズ・・・」突然上位の天使の意識がパズズ向けられた。あまりの圧力に吹き飛ばされそうだ。

    「お前は天使と悪魔の中間にいるのだ。人間もそうだが、体を持たない存在としてはお前だけだ。そのことには意味がある。」

    「そうですか・・・うっすらそんな気はしてましたがね。しかし私はあなた方みたいのは、なんとなくいけ好かないのですよ。それでも構わないのでしょう?」

    「もちろん構わない。」上位の天使はまるで全部わかった上のことだと言わんばかりだ。

    「まったく・・・そういうところが気に食わないのですよ。」しかしパズズはそれ以上何も言