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アルテミス30

彼の会社に関わらずに宇宙船は作れない。もちろん武器も。更に、彼は天才的な技術者でもある。オリオンを作ったのはハッデンだし、さっき会話していたオリオンは、自意識も持ったコンピュータ、オリオンの端末だ。同じ端末が月にもある。 この技術は、形の上...
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アルテミス31

ソファに持たれて紙の本を読んでいるハッデン。 「またその本を読んでいらっしゃるのですね。」複数あるオリオンの端末は言った。 「何か悪いのかね?」もちろんハッデンは意地悪で言ったのではない、好意的な気持ちでそう言ったのだ。「悪くはありません。...
アルテミス

アルテミス29

「やりすぎ・・そうかもしれません。しかし、掴みかかろうとしたんですよ?パイロットは。正当防衛かもしれない・・・とは思いませんか?」ミンチン博士は賭けに出た。かくいう自分も、やり過ぎ・・と言ってしまったのだから。 しかし、議員はそこで黙った。...
アルテミス

アルテミス28

「恐れるのは、ごもっともです。でも・・彼女たちが我々に歯向かうなんて・・何故、思うんです?」ミンチン博士は、恐れるのが当たり前だと、実は分かっていた。納得のゆく説明など出来ない。ここは誤魔化そう。 思うだけで、自分の脳を、破壊できる人間を恐...
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アルテミス27

「融合炉、温度上昇、繰り返します。融合炉、温度上昇。危険です。退避してください。」多少、間の抜けた冷静な声が、火星軍戦艦の艦橋に響いた。 「何だ!何が起きてる?!」その戦艦の船長が言った。 アルテミスは核融合炉を暴走させた。敵艦の中では暴走...
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アルテミス26

パイロットの顔が苦痛に歪んだ。アルテミスは心臓を少し押さえつけたのだ。もっと力を加えれば心臓を止められるけど・・どうしよう?・・彼女は思った。 胸を抑え、漂う男。何やら、うめき声が聞こえる。更にホンの少し力を加えた。心臓は止まりかけ、男は意...
アルテミス

アルテミス25

「君は、あの研究を支持していなかったかね?」他の議員の一人が言った。傲慢で不遜な感じの男。 「支持?ええ・・支持していましたよ。しかし合衆国の為に役立つと思うからです。あくまでもね」ササヅカは言った。 これは半分嘘だ。心の中ではアルテミスた...
アルテミス

アルテミス24

「ごめんよアルテミス、そんなふうに思っていはいない。ただ可能性を言っただけなんだよ。それに「私を」と言ったのは言い過ぎだね。誰かを、だ。例えば敵を。」ハッデンは言った。 「殺していい人?それなら出来るわ。」アルテミスは言った。彼女は時々、道...
アルテミス

アルテミス23

「 早速アルテミス達に会いたいですね。なんでも彼女の力が増大しているとか? 」とハッデン。 「お送りした報告の通りです。もちろん、他の二人の力も増大していますが、アルテミスは飛び抜けています。戦闘機で戦いながら、相手の機体を破壊できます。他...
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アルテミス22

そして、その議員の自宅が爆発した。 警察は通り一遍の操作をしているが、発表される結果は決まっている。火星のテロリストが合衆国への報復として議員の家を爆破した、そんなところ。 前々から、自分に反抗的な、その議員を見張っていた現大統領は、いい機...