「後10分で大気圏に突入します。着席してください」貨物船のコンピュータが淡々と発音する。
「どの辺りに着くんだっけ?」ヤマダが言った。
「そのくらい覚えてろよ。ロシア州のエカテリーナ空港・・」その時だった、
「貨物ブロックの扉が開いています。貨物ブロックの扉が開いています。」コンピュータの棒読みの声。
「何だ?貨物ブロック?」とヨシュア。
「開くのなんておかしくねえ?大気圏突入だぜ?」とヤマダ。
「ロシナンテ・・・すぐに調べろ。何が起きてる。」ヨシュアがそう言うと、スクリーンに貨物ブロックが赤く表示された。
「すぐに扉を閉めろ、ロシナンテ」とヨシュア。しかしロシナンテは言った
「貨物ブロックは真空だった為、酸素損失なし。ただし私の管理を受け付けません。独立した命令を受けている模様。繰り返します。貨物室は独立した命令を受けています。私にはコントロールできません。」
貨物ブロックに行こうとするヨシュア。しかし、その時、既に貨物ブロックからはミサイルが発射されていた。「高熱源体、本船から急速に離れて行きます。」発射されたミサイルは7発、その中には5基の核弾頭が搭載されていた。
「なんだそれ?あ、あれじゃねえの?」ヤマダが見る方向に、いくつかの光の点が見えた。地球に向かっているようだ。「ミサイルなのか?地球に?」ヨシュアは嫌な予感を思い出した
「これだったのか・・」
地上の迎撃ミサイルが発射され、大部分が破壊された。しかし4発の核弾頭が地表に着弾した。

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