レムへ向かった。地上は相変わらず大被害だ。叫びながら逃げ惑いチリになってゆく建物と人々。
秒速およそ八キロ。人工衛星並みの速度で飛ぶカイト。地上からの距離は1.2キロほどしかないだろうか。衝撃波で民家が吹き飛ばされる。
「・・・カイト!もっと上空へ行け!!今・・人が・・・吹き飛ばされた!!・・」
「・・やべ!そっすね・・・」カイトは上空へ急上昇した。
「・・・ここまでくれば大丈夫ですよね?・・・」
「・・ああ、その高度なら気圧も薄い・・・しかし、気をつけろ。その速度で濃い大気のなかを飛んではいけない。・・・」
「・・・殺しちゃいました??・・もしかして?・・」とカイト
「・・まあ、いい・・知らない方がいいだろう・・・」実は殺してしまっていたのだ。
エルサレム上空。
「・・・なんにも起きねえけど・・・」
「・・今着いたばかりだろう・・」呆れるミカエル。
「・・でも早く戻らねえと被害がもっとでるじゃないすか・・・」
「・・・少し待て。焦るとますます啓示は来ないぞ・・」ミカエルは言った
「・・・そういうもんすか?・・・」
「・・そういうものだ・・静かな心でなければな・・・」しかしいくら待っても啓示はない。20分ほどが経過した。
「・・まだですかね?・・」
「・・おかしいな・・もうそろそろだと思うのだが・・」
「・・・やっぱ都合良くは行かないんすかね?・・・」カイトが言った。
「・・・都合よくって・・我々は天使なんだが・・何故答えてくださらないのだ・・・」
「・・・うぬぼれすぎじゃね?・・・」カイトはポソっと言った。天使といっても大したことない、と思っているのだ。確かに天使たちはうぬぼれていた。悪魔にあんな力を与えている神にも怒りを感じているのだ。
「・・・もういいカイト。戻るのだ・・私たちができるだけ力を貸す・・・」
「・・・どうやって?・・・できないんすよね?・・・」
「・・ミカエル様!嘘を??・・・」ガブリエルは焦った。
「・・黙っていろ!こうなったら我々だけで・・」ミカエルは悔しくてやけになっている。
「・・・そんなことは、ありえないことはご存知でしょう??そもそも我々の存在そのものが神によっているのに!・・・我々を通して主が力を使っているだけですよ??・・・」
ミカエルは黙りこくった。ではこの悔しさは??どうすれば??
「・・ここはカイトに頼むしかありませんよ。力は貸せないが戦ってくれと・・・」





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