確かに、オリオンは自意識を持っていて、彼は、その事、を知っている。
しかし小型化が上手くいかないのだ。そしてオリオンの為だけに、大型核融合炉1基を専用に使っている。
「そうだな。お前は本当に電気を食う。しかし人間は、おおよそ36度の熱と、たったあれだけの食料を元に、脳は活動できている・・。食べたものが嫌な形で出てくるがね。」ハッデンは笑った。
地球合衆国軍の船が近づいていることを、ハッデン達は知らない。
「光学望遠鏡では、まだ見えませんが、新型レーダーには映っています。」そこには画像処理された巨大な物体が映し出されていた。ドーナツ型の重力ブロックを持つ、ハッデンの工場。そこに、おぼろげにだがアルテミスの例の船。
・・・・・チョプラ艦長・・・・・・
「これは・・巨大な構造物が2つあるのか?・・」艦長は言った。その画像は合衆国軍司令部にも送られていた。
「大統領・・どうしますか?」将軍は攻撃には賛成ではない。それなのについ口をついて出てしまった言葉。これではまるで攻撃したがっているようだ。
地球合衆国大統領は戦う気満々なのだ。「どうする?もちろん・・攻撃だ。」迷う余地などないと言わんばかりだ。
「しかし・・正体が全くわからないのにですか?」将軍は怪訝そうだ。彼は戦争を知っている。この大統領に従っていて、良いのだろうか?との疑念が心に湧き上がって来る。
そんな言葉を無視する様に大統領は続けた。「戦艦を集めろ。核搭載の戦艦だ。」

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