アルテミス1

小説

アルテミス                    

ツィオルコフスキー月面基地にて

月の女神・・・その矢に疫病を載せて人を殺す。

「この船は月へ向かってるのよね?」とアルテミスは言った。

「そうよ。知ってるじゃない?気になることでもあるの?」彼女たちの子守役(監視役?)のミンチン博士は言った。彼女はアルテミスを造った研究のリーダー。

「いいえ。何となく、不思議な感じがしただけよ。だって私の名前って月の女神の名前でしょう?そこに行くのね」アルテミスは言った。

「綺麗な名前だよね。アルテミスって・・」その様子を見ていたタカシはうっとりするように言った。彼はアルテミスのことが少し、好きみたいだ。「そう?ありがとう。実はね、私も気に入っているのよ。」とアルテミス。

「今日はアルテミス達が月に到着する日ですね。」オリオンの声は心なしか嬉しそうだ。

「君たちは仲がいいね。ああいう力を持っている人間は、同じ人間よりもコンピュータが好きなのかな?」若い科学者は言った。彼に悪気などはない。しかし少しだけだが、力を持つ子供達に対する侮りのようなものをオリオンは感じ取った。

「久しぶりー。オリオン。寂しかったわー」オリオンの端末であるロボットに駆け寄るアルテミス。本体のコンピュータは大きすぎて人のサイズには収まらない。

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