アルテミス9

士をつけて釈放させた。実際、下端のヨシュア達は何も知らないのだ。しかし、それはちょうど良かった。これから地球に、核を打ち込む貨物船にヨシュア達は乗り込むのだ。もちろんヨシュア達に本当の事は教えない。

廃棄物から採った希少金属を運ぶ運搬船。それなら地球を守る攻撃衛星の軌道内に入ることができる。そしてミサイルを発射した後、その宇宙船は迎撃衛星から攻撃されるだろう。しかしチンピラの命などストルムグレン達にはどうでも良いことなのだ。

「君達には地球へ行ってもらいたい。資源運搬船に乗ってもらいたんだ。そのために助けたのを忘れるな。」ストルムグレンはハッキリと恩を売った。

「運搬船?はあ・・まあ、いいっすけど、それだけ?」ヨシュアの質問にストルムグレンは「ある人を運んでもらいたい、地球にいる、その人物を我々の元に連れてきてもらいたいのだ。もちろん普通に連れてくる事はできない。彼は指名手配されているからな。」これは嘘だ。そんな人間はいない。しかし捨て駒がそんなことを知る必要はない。

戦闘訓練

退屈な力の訓練。アルテミスは、この訓練は好きじゃない。

でも次は戦闘機に乗ることができる。「やっぱり戦闘機よねえ。」アルテミスは、戦闘機訓練は気に入っていた。新しい力が発現しつつあるのを、前回発見してから。

「準備はできていますか?」コクピットにいるアルテミスにオリオンが言った。ここにあるのはオリオン本体ではない。

しかし通信が生きている時はオリオンがアルテミスをサポートする。「私がいつも一緒にいて差し上げられれば良いのですが。」とオリオン。

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