
「・・・どういうこと?・・」
「・・・毒を盛られたらしい・・で変身したから大丈夫だったんだけどさ。それに俺のいた建物にも人はいなかった。透視したんだ。遺体はなかった。・・・」
「・・・そお・・・大変だったね・・・いいよこっちに来なよ。・・・警察はやっぱりきたよ。今も多分外で見張ってるんじゃないかな?でもカモフラージュしてくればいい。・・食料はたっぷり買ってあるしね。・・・」ヨシヒロはそんなに大変だと思っていないふうだ。
「・・ありがとう・・そっちへ行くよ・・・」
「・・・大丈夫?凹んでるの?・・・」
「・・ちょっとな・・・何で俺を殺そうとするわけ?・・」カイトはある面、純真なところがあり、殺されるほど憎まれている、と思い結構落ち込んでいた。
「・・それは・・・あの首相、何かいけ好かない・・って言ったの覚えてる?・・そういう分けのわからない奴なんだよ。・・・」
「・・・そうなのかな・・・」カイトは今、カモフラージュしたまま空を飛んでいる。スピードは音速を超えた。
そこへミカエルが話しかけた。
「・・・首相についてだが、実は悪魔が囁いている・・・」
「・・!ミカエル様!・・」
「・・良いのだ・・ガブリエル。・・カイト、我々は限られた人間に干渉できる。善や悪に誘導する感じかな。その一環なのだ、お前やヨシヒロに力を与えたように、悪魔もそれができる。首相は悪魔と波長があってしまったようだ。・・・完全に自由意思を奪うことは、なかなかできないが、首相は元々お前に反感があったようだ。しかし、ここまでするとは。不合理すぎる。怪物がまた現れたらどうするつもりなのか・」
「・・・そおっすよね・・・もう助けんのやめよう・・・嫌だ。何で殺されかけなきゃなんねーんだよ・・・」音速を超えてるせいかヨシヒロの別荘へはかなり早く着いた。
カモフラージュをしたまま、別荘の庭の10センチ位の所にカイトは浮いている。
「・・・カイト・・どうする?・・ここは見張られてる・・変身を解いたらバレちゃうよ・・僕がカモフラージュをかける・・ちょっと範囲が広いけどやってみる。」とヨシヒロ
ヨシヒロはカイトの全身をカモフラージュした。その中でカイトは変身を解いた。見張っているものには何も見えない。ヨシヒロは庭をなんとなく歩く風で一旦家を出た。カイトは開いたドアから中に入り、ヨシヒロは庭の草を眺めちょっと触ったりしてから家の中に入った。ドアを閉めてからカイトに
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