アルテミス10

「あら大丈夫よ。あなたのサポートの方が嬉しいけど、この子もそれなりに優秀。」アルテミスは戦闘機に内蔵されているコンピュータを指差して言った。

月面から急加速して飛び立つアルテミス。「加速しすぎでは?体は大丈夫ですか?普通の人間では気絶している筈ですが。」とオリオン。その声は心配そうだ。

そうなのだ。有に10Gは超えているが、彼女は力を使って重力を中和している。三人の中で最も力が強いのが彼女。

「アルテミス、急加速し過ぎだ。大丈夫なのか?」と管制官は言った。

「大丈夫よ。最近こんな事ができるようになったの。そこにミンチン博士は居る?」とアルテミス。

「ええ、居るわ。そんな事言ってなかったのに。隠していたのね?」とミンチン博士。

「ええっと、別にそんなつもりはなかったの。何となく言えなくて・・。だって、最近、力が益々強くなっているのよ。自分でも考えたかったの、どういうことなのか」アルテミスの声は少し不安を感じているようだった。そういう会話をしながらも、アルテミスの戦闘機は加速を続けている。

「さらに加速を強めています。現在16G。」管制官が言った。

「本当に大丈夫なの?」とミンチン博士。「博士の声につよい不安があります。加速を緩めてはいかがですか?」オリオンは穏やかに言った。

「そうね。加速をやめるわ。少し疲れた・・」アルテミスは言った。

「どのような感じの疲れなのでしょうか?力を使った後の疲れとは?私もアルテミス達のような力を持てていたら、きっと楽しいでしょう。」オリオンはそちらの方に興味があるようだ。

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