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天使の翼 悪魔の影83

なかった。 大統領も核が通じるかどうかを意識では知っているはずだった。 しかし悪魔によって誘惑された彼らの判断は鈍っていた。と言うより、単純におかしくなっていたのだ。合理性が徐々に失われつつあった。 元々攻撃的な思考をする人間は悪魔にとって...
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天使の翼 悪魔の影82

「いや。別に」とカイト。 「今の、へえって・・ちょっと気になる。」 「あ?ああ眠いなあって思っただけだよ。」 「そう・・・半分は冗談だよ。そんな簡単に殺さないよ」ヨシヒロは言った。 「ん?わかってるよ」 ヨシヒロは不安を感じていた。カイトは...
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天使の翼 悪魔の影81

「・・・あたしもびっくりです・・・」とリリス。 日本軍の東京湾基地にアメリカの輸送機が着陸した。中にいるのは海兵隊。車両や人員が続々と降りてくる。悪魔たちの囁きが功を奏し、アメリカから海兵隊が送られてきたのだ。人間の状態のカイトを攻撃するた...
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天使の翼 悪魔の影80

しかし二人は動かなかった。 「いや・・いいだろう、ヨシヒロは監視されていることは気づいているし、俺らが気になっただけだろう。」先輩風の男が言った。 ・・・来ないみたいだ・・・カーテンを閉めたのでヨシヒロは心おきなく力を使えた。冷蔵庫がひとり...
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天使の翼 悪魔の影79

非言語通信をした。 「・・・リビングのカーテンは締めないほうがよさそうだ。その部屋に入ってよ。そこは元々カーテンを締めてあったから。・・・・急に占めると疑われそう・・・もっと暗くなったら閉めるよ・・・・」 ヨシヒロは見張りを透視した。どうや...
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天使の翼 悪魔の影77

ついに暗殺実行の時が来た。夕食がカイトの元に運ばれ、その中には無味無臭の毒物が仕込まれている。 「・・・ダメ元だ・・・とにかく毒を・・・」悪魔はすがるような思いだ。 毒の入った食事をするカイト。無味無臭のため今のところ何もない。食事を終わり...
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天使の翼 悪魔の影75

というのも大阪と京都がほぼ全滅になったので、どのチャンネルもそのことで大騒ぎだ。 「・・・俺たちのこともやってるな・・・」とカイト 「・・・そりゃそうでしょ・・・」二人は言葉を使わずに会話している。 廃墟になった場所からのレポートが一旦終わ...
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天使の翼 悪魔の影74

「いいところに目をつけましたね・あの男」リリスが言う。 「そうだろうか・・・人間の時にダメージを受ければ変身するだけでは??・・やつの母親は包丁で刺したが、すぐ変身してしまったぞ」 「・・あ、そうですね・・・」 「・・お前は・・ほんとに・・...
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天使の翼 悪魔の影73

「首相のところにはいかないの?首相のところから行ったんだよね?あれ?いいの戻らなくて?」怪訝なヨシヒロ。 「うん。行かねえ。もうめんどくせえよ。」 「まあ・・それでもいいけど・・・もし行くことがあっても、僕の力のことは伏せておいてよ」 「何...
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天使の翼 悪魔の影72

うやって?・・・」と悪魔。 「・・怪物だけが方法じゃないわ・・・カイトから離れたら・・・どうでしょうか?・・」リリスは言った。 「・・・というと?・・」 「・・・人間をそそのかしてカイト達を攻撃させればいいのでは?・・ずっと変身したままなら...