小説 アルテミス4

一方火星では・・・。「傲慢な地球人たちを皆殺しにしなくてはならない。」火星軍司令官は吐き捨てた。

「また戦争?こちらも人口の半数近くが死んだというのに?」火星の大統領は言った。第1次惑星間戦争で火星は人口の半分ほど、地球は三分の一程を失っている。      

「あなたは弱腰だ。何故だ?何故彼らの肩を持つ?」と火星軍司令官。司令官だというのに、この男は大局を見ていない。次に戦えばどちらも滅びるだろう。まったく愚かな。

火星の大統領エリザベスは思った。

「私の役目は火星の人々の安全を守ること。あなたの方法では、守ることなどできないと思いますが。」本当は、政治力だけでここまで来たボンクラ、と言ってやりたいのを彼女はこらえて言った。

「もう一度戦争になれば、あなたの太鼓持ち達も、いなくなってしまうかもしれませんよ?」と火星大統領エリザベス。

和平への道を模索しているエリザベス大統領。しかし地球は違うのだ。好戦的な火星軍司令官の方が実は正しかった。でもそのことを、火星の人達は知らない。ボンクラの言っていることの方が、正しいだなんて、なんて皮肉なのでしょう。

「俺たちに何ができるって?」だらけた感じの若者が言った。

「だからさー俺たちで何かこう・・・でかいことしねえ?って事だよ。」これは仲間と思われる一人。

「お前はいつも夢みたいなことばっかだな。具体性がねえんだよ、具体性が、何だよ、でかいことって、口だけじゃん。」頭で手を組みながら彼は言った。彼の名前はヨシュア。

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