小説 天使の翼 悪魔の影43 近所の人、と自称するオジさんが、爆発の後、空中に浮かんでいる巨人のことを必死で喋っている。マシンガントークだ。 「カイト大丈夫なのかな・・・」携帯にかけてみたがカイトはでなかった。チャンネルを変えると、違うレポーターがワシントンを遠くに望む... 2024.08.23 小説
小説 天使の翼 悪魔の影41 の鍵を握る土地、エルサレムに。 「・・・ほう・・興味があるのだな・・・」ミカエルは言った。 「・・・まあ、ちょっとね。争いの地じゃん・・・何でだろなあと思いながらもニュースとか見ちゃうんだよね。・・・」カイトは何の気もない風に言った。 カイ... 2024.08.16 小説
小説 天使の翼 悪魔の影40 降りてゆけばバレバレだった。いつもの雑木林にも降りる気にはなれなかった。もしかしたら狙われているかもしれない。彼は別の場所に雑木林があるか探した。 すると・・・いつものところより遠いが結構いい感じの雑木林があった。まわりは畑だ。あそこなら歩... 2024.08.08 小説
小説 天使の翼 悪魔の影39 母親は台所をウロウロし始めた。頭の中にはカイトが言った腹立たしいこと、嫌な態度、それらばかりが浮かんだ。もう抑えられない。今やらなければ。いてもたってもらいられない。 母親はもういちど包丁を取り出した。そのまま静かにカイトのいる部屋へ向かっ... 2024.08.04 小説
小説 天使の翼 悪魔の影38 人を跳ね飛ばし、そのまま電柱に衝突した。シートベルトをしていなかった彼は即死だった。 ・・仕方ない・・・次の標的は・・・ 悪魔はあっさりと岡田を捨てた。関心はもう次の人間へむかっていた。 犯罪現場の騒乱をよそに悪魔はさまよう。 ・・・カイト... 2024.08.02 小説
小説 天使の翼 悪魔の影37 日本にばかり怪物が出現するのにはわけがあった。創造主からこの世界に干渉することが許されているのは、この島国の土地の上に限られているからだ。その理由は天使たちも知らない。ただ創造主のみが知っている。 「カイト・・やばいよ・・・」ジョナサンでス... 2024.08.01 小説
小説 天使の翼 悪魔の影35 ようなことはそんなにしていない。同僚のボールペンを捨ててしまったくらいだ。そのくらいの事、別に良いじゃない、と許す人も多いだろう。しかし問題はそのうすーく汚れた心のようだ。ハッキリとした怒りのほうがまだマシ、という時もあるのかもしれない。 ... 2024.07.26 小説
小説 天使の翼 悪魔の影34 ・・でもまあいいか・・・多分コイツがあの怪物なんだろうし・・相葉は早速撮った画像をsnsにアップした。 「・・・この男に見られましたね。おまけに録画されたようで・・・」別の次元のガブリエルたち。 「・・しかしあの画像には何の証拠も入っていな... 2024.07.25 小説
小説 天使の翼 悪魔の影33 やんのかステップ↑ 「・・・スゴイ能力じゃないか・・・格闘技なんてやってなかったのではないか?彼は・・」ミカエルは言った。 「・・・はい、大抵家にこもっていますが・・・」とガブリエル。 「・・ん・・しかし初期設定から進歩している・・・掘り出... 2024.07.23 小説
小説 天使の翼 悪魔の影32 キャスリーンはカイトに突進し、触手で直接攻撃して来た。カイトは一本目の触手を避けられたが、死角からの触手に弾き飛ばされた。地面に叩きつけられるカイト。キャスリーンは地面に叩きつけられたカイトに光線を発射しようとしたが間一髪カイトは空中に飛び... 2024.07.20 小説