「・・・では、カイトとヨシヒロを合体させたらどうなるのでしょう?・・・」
「・・自由意思を失う可能性が高い。どうする?合体した後、ただ虐殺をするだけだったら?・・・今は彼らの意思も重要に思える・・・事実ヨシヒロは保身からとは言え戦う気だ・・・・」とミカエル
「・・・そうですね・・・悪魔の目的はただの破壊ですしね。・・いや・・あれはあれで人類のため?のつもりのようですが・・・」とガブリエルは言った。
「・・・らしいな・・しかし、わけがわからないがね・・やつの考えは・・」・
軽井沢の別荘にカイトは着地した。
「ホントにいいのかよ?出来る限る守るけど守りきれねえかもよ?」
「・・・・」ヨシヒロは答えずニマニマしながら中に浮きカイトの顔の前で止まった。
「すげえな・・飛んでんじゃん」
「なんとかね。それに内部を破壊するつもりだよ。外から破壊できるほど、すごい力はないんだ。」とヨシヒロ
「そっか・・・で、どのくらい離れたところから攻撃できるんだ?」カイトは心配だった。近づきすぎは危険だ。
「それはねえ・・多分だけど・・・一キロくらい離れところから攻撃できるよ。」
「一キロ!あのさあ・・やっぱやめておいておいたほうがいいんじゃねえか?。すげえ爆発だぜ?核爆発くらいの時あるんだぜ?」
「・・・さっと近づいてよ。一キロまで。僕はカイトの背中とかに隠れてるよ。で、力が働く距離になったらすぐ攻撃する。あ、あと僕も一応丸い?球体の壁を作れるよ」そういうとヨシヒロは銀色の球体に包まれた。
「・・・触ってみてよ・・叩いてもいいよ・・・」
「・・じゃあ・・」カイトは球体に触れてみた。とても硬い。試しに指で弾いてみる。球体ははじかれたが中のヨシヒロはなんともないようだ。
「・・・僕は大丈夫だったよ。どのくらいの衝撃や熱に耐えられるかは、まだわからないけど、結構いけそうな気がするんだよね。・・・もっと強く叩いてみてよ。」
「・・・わかった・・・」カイトはもう少し強く叩いてみた。さっきより速くはじかれる球体。しかし中のヨシヒロは大丈夫なようだ。
「・・・さっきよりは衝撃は感じるよ。でも大丈夫だ。・・・」
「・・・拳でやってみるか?・・・」
「・・・ぐーで??あ・・加減はしてよね・・・」
「・・・わかってるよ・・」カイトは今までよりは力を入れて殴ってみた。強い衝撃。十メートル程飛ばされる球体。
「・・・大丈夫だ・・・僕にはあまり衝撃こない・・・」
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