
んです?・・」
悪魔は答えることができなかった。
アマゾンの密林。伐採が進んでいるが、まだカイトを覆い隠すだけの森は残っている。
「・・・ここなら変身を解いてもいい・・・」カイトは変身を解いた。しかし浮かんでいる。
「・・・便利だな・・お前がいると・・・」ヨシヒロの力で浮いているのだ。
「・・・念の為に木の上に出ないでしばらく移動しよう・・木々が隠してくれる・・・」カイト達?は木々の中を飛んで移動した。
ヨシヒロは川から魚を取り、熱を加えた。煙はほとんで出ていない。油は下に落ちている。それにヨシヒロが煙を分解しているのだ。
「・・・腹減った・・」焼きあがったそばからかぶりつくカイト。
「・・・あんま旨くねえ・・・」
「・・・贅沢は言えないよ。でも確かに生臭い・・・」彼らは二人共魚が好きではない。
「・・・これからどうする??・・お前はいつか、いなくなっちゃうけどさ・・俺はまだ、物を食わねえと生きていけねえし・・・」カイトはポツリと言った。
「・・・だねえ・・・とりあえず日本に帰らないと・・・カモフラージュしてとりあえず日本に帰ろう・・・一応お腹には魚肉が入ったし・・・体力も少しは戻った見たいだしね。・・
・・・僕の別荘はなくなっちゃたからそこが問題・・・」
「・・そういえば・・・爆発のことは覚えてないんだな・・・」
「・・・訳も分からない内に死んでたよ・・・でもカイトすごいことしたんだね。・・結構殺したんだ・・・」
「・・・ああ、どうでもよくなったしな・・・カモフラージュして攻撃したけど多分俺だと思われてるだろうな・・。顔は知られちまってるし、どこで生きていったらいいのかわかんねえよ・・・」
「・・とりあえず日本に帰ろう。山奥ならバレないし水も何とかなる・・・」カイトの目の前に10センチ程の水の玉が浮いていた。
「・・・殺菌はしたよ・・・って、わかってるね・・・」
「知ってるよ。俺の喉の渇きでもある・俺?俺たち?・・混ざってるとよくわからなくなるな・・・」
二人の意識が融合してしまったため、二人の会話、というのもが成り立たなくなりつつあった。
カイトの意識はヨシヒロの、ヨシヒロの意識はカイトのものだからだ。
カイトは浮かんでいる水に口を近づけた。水は適量口の中に入っていった。TVでは壊滅状態のモスクワ、北京、デリーからの中継が放送されていた。生き残った人々への支援が各国から送られている。カイトの戦いは途中までしか把握されていなかった。そも
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