小説 天使の翼 悪魔の影21 「スピードを上げていったら音が消えた。あれってそうなんだろ?」カイトは言った。 「音より早く動いたから・・ねえまさか今、音速超はしないよね?気のせいか風が多少強くなったような気がする。スピード上げた?」ヨシヒロは少し不安だ。うっかりスピード... 2024.06.30 小説
小説 天使の翼 悪魔の影(20) シヒロは言った。 「へえ。まあそうだよなー俺のおふくろみたいなもんかーー」カイトは言った。彼は事ある毎に母の悪口を言う。憎くてたまらないのだ。自分を侮辱し続ける女。 「あー仲悪いもんね。でもさーお母さんに話すの?このことを。」とヨシヒロ。 ... 2024.06.29 小説
小説 天使の翼 悪魔の影(19) 「だから怖いよ。手のひらに乗って飛ばれてもさあ」ヨシヒロが言った。 「大丈夫だよ。落ちやしない」しばらくヨシヒロは迷ったが、カイトの手のひらに乗った。 「いいかあ?しゃがんでろよ。今飛ぶから」そう言うとカイトはゆっくりと浮上した。 「うああ... 2024.06.28 小説
小説 天使の翼 悪魔の影(18) れるのだ。二人は辺りが暗くなったのでジョナサンを出た。 「なるべく広くて暗くて人がいないところがいいな」カイトは言った。 「・・・山の上の方はどう?あそこなら夜は誰もいない」とヨシヒロ。 「あーそこでもいいけど・・遠くねえ?」とカイト。 「... 2024.06.27 小説
小説 天使の翼 悪魔の影 17 「現在サンダルフォンの死体を回収中です。遺体を詳しく調べれば我々の対応策も出てくるでしょう。」と湯沢首相。 「しかし・・・小型とは言え核兵器を使うとは・・・思い切りましたね。」とエリザベスは言った。 「もし使わなくても、あの辺りにいた人々は... 2024.06.26 小説
小説 天使の翼 悪魔の影 16 「ごめん。いや・・・その・・・俺、悪魔とか言ってたじゃん。でさ、その悪魔が・・ ・・その・・」カイトは口ごもった。ニヤニヤしながらヨシヒロの顔を見つめる。 「何?」ヨシヒロは思いっきり眉間にしわを寄せ怪訝な顔をした。 「あのもう一体の怪獣さ... 2024.06.25 小説
小説 天使の翼、悪魔の影15(超人カイト) 「いやまあちょっとそんな気分でさ。で、メシでも食わねえ?おごるよ」とカイト。 「ほんとに?いいよー。」ヨシヒロは言った。 「んで迎えに来てよ。」 「は?」瞬間イラッとするヨシヒロ。 「いや俺歩きだからさ。国道沿いのパチンコ屋あるじゃん。その... 2024.06.24 小説
小説 天使の翼、悪魔の影14(超人カイト14) えの?と言わんばかり。 雑木林を出たあたりで、やじうまに出会った。カイトは自分も、やじうまの様に辺りをキョロキョロしながら、なんとなく戻ってみたりした。 「飛んできた怪物見ましたか?」カイトの方から話しかけた。 「見たよお、んで追ってき... 2024.06.23 小説
小説 天使の翼、悪魔の影13(超人カイト13) 天使たちは個々人のことなど考えてはいない。ただ人類という種を存続させることしか関心はないようだ。 カイトは呆然と空中に漂っていた。 「俺・・勝ったのか・・・はああ・・こえええ・・・まじで二度と嫌だ・・」カイトはとりあえず自分の家の近くまで飛... 2024.06.20 小説
小説 超人カイト12 何度も繰り返すうちに、雑音に混じってわずかに声が届いた。 「・・・かいと・・・ゆ・・・・さすの・・・・かいと・・・」 「なんだよ!なんか言ってんのかよ!」途切れ途切れに天使の声は聞こえるが、訳はわからなかった。その間にもサンダルフォンは光線... 2024.06.19 小説未分類