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天使の翼 悪魔の影35

ようなことはそんなにしていない。同僚のボールペンを捨ててしまったくらいだ。そのくらいの事、別に良いじゃない、と許す人も多いだろう。しかし問題はそのうすーく汚れた心のようだ。ハッキリとした怒りのほうがまだマシ、という時もあるのかもしれない。 ...
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天使の翼 悪魔の影34

・・でもまあいいか・・・多分コイツがあの怪物なんだろうし・・相葉は早速撮った画像をsnsにアップした。 「・・・この男に見られましたね。おまけに録画されたようで・・・」別の次元のガブリエルたち。 「・・しかしあの画像には何の証拠も入っていな...
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天使の翼 悪魔の影33

やんのかステップ↑ 「・・・スゴイ能力じゃないか・・・格闘技なんてやってなかったのではないか?彼は・・」ミカエルは言った。 「・・・はい、大抵家にこもっていますが・・・」とガブリエル。 「・・ん・・しかし初期設定から進歩している・・・掘り出...
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天使の翼 悪魔の影32

キャスリーンはカイトに突進し、触手で直接攻撃して来た。カイトは一本目の触手を避けられたが、死角からの触手に弾き飛ばされた。地面に叩きつけられるカイト。キャスリーンは地面に叩きつけられたカイトに光線を発射しようとしたが間一髪カイトは空中に飛び...
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天使の翼 悪魔の影31

などとは思わなかった。しかしあのヒーローもどきが登場したせいで、闇雲な戦い方では多分勝てないことに気づいたのだ。 「・・やはりカイトは正解だったな・・・」ミカエルは言った 「・・・正解とは?・・・」とカブリエル。 「悪魔がつくる怪物に知性は...
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天使の翼 悪魔の影30

「しかし東京で使われた原爆は全く効かなかったのだろう?」副大統領は言った。 「それは、そうですが。あれは規模の小さな核です。もっと強力なものを使用します」と国防長官。 「・・しかし・・・」副大統領は自分の決断で人が死ぬことに躊躇していた。 ...
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天使の翼 悪魔の影29

「ワシントンに怪物・・・いえ・・キャスリーンから発射された光球が落ちた様です。」 テレビ画面に録画の光景が映し出された。小さな光るものが地面に落下し、次の瞬間には強烈な光に変わった。 「日本にもあの光球は落ちています。新潟県の苗場付近です。...
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天使の翼 悪魔の影27

「・・・すぐ行かないんですね・・・他の人間が死んでいるのに・・」ガブリエルは少し呆れている。 「・・まだ実感がないのかもしれんな・・それに使命感などないだろう・・・突然押し付けられて・・それも致し方ないな・・・」とミカエル。 天使たちの意識...
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天使の翼 悪魔の影26

「・・意外とカイトはイケルかもしれんな・・・ほかに選択肢がなかっただけだが、面白いものだ・・・」ミカエルは意外な結果に満足なようだ。 「・・主のお考えのとおりなのでしょうね?カイトしかいなかったのは・・」ガブリエルはふとつぶやいた。 「・・...
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天使の翼 悪魔の影25

「すみません」神崎はただ恐縮し誤った。もう店長から注意され、この話は終わっているのだが彼女にとって自分が上に立つ事は何より大事なのだ。そして彼女の話す能力はスゴイ。エリア部長の様な上司が来れば、それはもう、いい人の様に振る舞えるのだ。 「ま...