・・・透視出来るところまで来たぜ・・・
・・・僕にも見せて・・・カイトはヨシヒロの透視能力より遠くが見える。
・・・攻撃しまくってるんだね・・・とヨシヒロ。
今怪物はインドの都市を破壊している。疲れてきているのだろうか、蹴ったりしている。光線の威力も前より弱いようだ。
・・・このまま近づく・・アイツ馬鹿なんだぜ・・だた壊すだけなんだ・・
・・・ほんとに大丈夫?罠とかない?・・・
・・罠??何の??・・・
・・・いや・・・分からないけど・・・
・・・大丈夫だろ・・・・カイトはあまりそういう事は考えない。
・・じゃあ俺が一気に近づくよ・・で、お前を一キロ弱でいいか?そのくらいの所に下ろす。俺はやつを違う角度から攻撃する・・・
・・・分かった・・・
1キロ弱の場所にヨシヒロを下ろし、カイトはすぐに飛び立った。ヨシヒロは既に銀色のシールド自らを覆っている。
カイトは飛びながら光線を怪物に浴びせた。表面が真っ赤になり怪物の肉が焼けた。レーザーメスのようだ。
「ギャーー」何もない丸い顔に、口が開き怪物は叫んだ。そして口から光線を発射した。
カイトはそのまま飛び続け、真上から攻撃した。脳天に光線が直撃する。
「ピー!!」少しかわいそうに思える声を出す怪物。
・・・あれがちょっとかわいそうなんだよな・・・動物いじめてるみたいだ・・
そう思っても、カイトは光線を発射したまま怪物を、ヨシヒロの降りた場所とは、違う場所に蹴り飛ばした。崩れたビルをなぎ倒しながら怪物は転がっていく。
その時ヨシヒロは既に攻撃を仕掛けていた。脳と思われる場所を焼いているのだ。
「ピーピー・・・!!!ガー・・・」のたうちまわる怪物。内部から怪物を焼きながら近づくヨシヒロ。力はさらに強まった。
「ガー・――――!!!」怪物はのたうち回り続けた。
「ピー」声が弱くなっていく。
「ピー・・」のたうちまわりも弱くなっていく。脳や心臓と思われるところは焼かれて炭のようになっている。再生しても間に合わない。そして・・
「ぴ・・ぴ・・」怪物は動かない。もやは体の中の半分は焼かれてしまって機能していない。
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