「やってみなければはっきりとはしないが・・・どうやら・・・出来そうだ・・」とミカエル
「・・・どのような力を与えるつもりで?・・・」
「・・・手を使わずにモノを動かす力を与えようと思う・・」
「・・・それは!まだ人間には早すぎるのでは?・・・」ガブリエルは怪訝な顔をした。
「・・そうかもしれない・・・しかし・・・」とミカエル
「・・・カイトのような力で良いのでは?・・」
「・・・しかし同じタイプの力では効果はあまりないかもしれない。それにこれからも怪物は現れるだろう。ただ同じタイプの力で対抗することに違和感を感じるのだ・・・・どうやら悪魔は二人の人間を合体させたようだ・・ではこちらも二人ががりで行けば勝てる、気がする・・・・」ミカエルは自信なさげだ。
「・・・それは・・・そうかもしれませんが・・・しかし・・それでも勝てなかったら?・・」
「・・・それは・・・」口ごもるミカエル。
「・・・違う力の方がいいような気がするのだ・・・その組み合わせの方が・・・単純に同じもの二つよりも・・・」
「・・・実際にやるのはあなたです。力を与えるのは・・・」
ミカエルは迷った。単純にヨシヒロに同じ力を与えることに、何故だか不安を感じた。その不安の正体はわからなかった。
「・・・カイト・・・逃げるのか?」
「やべえよ。すげえいてえし血が出てるし・・・」カイトがふと足を見ると傷はかなり治っていた。
「・・・あれ??あんまいたくねえかも・・・」
「・・・回復力はかなりのものだぞ?・・・」
傷の回復とともにカイトの恐怖心は薄れていった。
「・・いける・・かな?・・・」カイトはまた怪物と戦う気になっていた。
「・・・よし・・・」怪物の元に向かうカイト。怪物は大阪を破壊している。カイトはさらに出力をあげた光線を発射した。怪物の腹部が溶け内蔵が見えた。
しかし怪物は声を上げない。でも苦しそうに首をかしげめちゃくちゃに飛んだ。断末魔のハエのようだ。間を置かずカイトは光線を浴びせつづけた。外れるものもあるが、カイトは怪物に近づいていく。めちゃくちゃに飛びつつ怪物も光線をカイトに発射した。両方共相手の光線を避けながら、光線を発射している。
・・埒があかねえ・・・カイトはめちゃくちゃに飛び回る怪物に徐々に近づいた。
・・今だ!!・・カイトは怪物にケリを入れた。地面に叩きつけられる怪物。間髪いれず踏み潰すようにもう一度ケリを入れた。
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