「ああ、やっぱいくよ。ゲームもねえし、テレビもつまんねえし。」
「・ん・・頑張って・・・なのかな。でも人間に君は殺せないしね。そこは心配してないけど」
「それよりお前だよ。ホントごめん。巻き込んで。」
「ああ、それはほんとに大丈夫。何故かちょっと面白くて。自分が痛い目にあってないからだろうけど」
「ん・・じゃあ」そういうとカイトは玄関に向かい外へ出た。まだ外は暗い。しばらく離れたところで変身し浮き上がった。さりぎわに手を振ったカイト。
警察が中村と共にがヨシヒロの家に向かっている。ヨシヒロの別荘の外に数台のパトカーが停まった。ドアの閉まる音がする。
「あ・・・来たかも・・すごいな対応のスピード。」
そしてインターホンがなった。
「はい」
「警察の者ですが・・・よしひろさんですね」玄関には警官が二人、そして中村が警官のすぐ後ろにいた。車は見えるだけで二代。車の外にも他の警官が出てきていた。薄暗い中をパトカーの点滅が生垣とかを照らしている。
「はい・・そうです。ちょっと待ってください。」ヨシヒロは玄関に向かった。
「・・・カイトさんもいらっしゃいますね?」
「いないですよ。ええっと首相官邸に向かってます」黙ったまま警官は驚いたようだ瞬時に険しい顔になった。
「それは本当ですか?」中村が進み出ながら言った。
「私は危機対策本部の中村と申します。カイトさんをお迎えに上がったのですが。官邸に向かったんですか?」
「本当です。」
「では家を調べさせていただきます」
「いいですよ」
中村と警官は家の中を調べた。そしてカイトがいないことと、首相官邸に向かっていることを官邸に伝えた。
「ホントですよ居ないのは。それに・・・協力するために官邸に向かったんですよ?」
「しかし・・いきなり官邸はどうかと・・何故ですか?」
「だめ・・なんですか?・・じゃあどこに連れて行くつもりだったんですか?」
「それは言えません」
「何故ですか?」
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