「そうかなあ・・・」カイトは浮かない顔で言った。
「後は普通にctとかmri?とかかなあ・・・どれだけ血をとったら死ぬか?とかそういうことはしないよ。死なれたら困るもの」とヨシヒロ。
「・・・・でも逃げるってったって周りのやつら死ぬぜ?俺の変身の側にいたら。いいのそれで?」カイトは言った。
「まあ、しょーがないんじゃ?」とヨシヒロ。
「お前怖いな・・・」
「約9千万人くらい死んでるんじゃないかって、TVで言ってた」ヨシヒロは、今は沢山人が死んでるのでその位気にしなくても良いのでは?と思っていた。
「それカンケーねえだろ?」とカイト。
「そう?」ヨシヒロはこういうところがある。冷たいのだ。関係ないとなるとホント人でなしだ。
「しょーがねえ天使に相談してみるか・・・」カイトは言った。
「それいいなー天使に相談かあ」とヨシヒロ。
カイトは天使に呼びかけた。
「・・・はいはい?・どうしたのだ?・」ミカエルが答えた。眠ることも食事も必要のない存在。
「・・あのさー助けてほしんですよね・・・この状況・・・やっぱり政府の人に協力したほうがいいんすかね?」カイトは言った。
「・・・問題はヨシヒロを巻き込んでしまったことかもしれんな・・・お前だけなら南の島の無人島ででも生きて行けたかも知れん・・・魚でも採ってな・・・変身すれば家は必要ない訳だし・・・」とミカエルは言った。
「・・それは・・・嫌だな・・・・」とカイト
「・・・ヨシヒロはそうないかない、衣食住が必要だ・・・」とミカエル。
「・・・ですよね・・しょうがないか・・・」とカイト。
カイトはヨシヒロに向かって言った。「もうちょっと様子を見てさ、政府の人んとこ行くよ。確かに殺されはしないだろうし、その前に一応は約束を取り付けないとな」
「その場合、僕は行かないほうがいいよね?人質とか・・ないとは思うけど・・」ヨシヒロは言った。
「そうだろうな・・・お前は行かない方がいい。いざとなったら危ないし、俺だけならどうと
コメント