「軽井沢に、別荘があるから、そこに行ってよ。監視衛星とかなんとかまけないかな。」とヨシヒロ。
「わかんねえなー。どうだろう?丸見えじゃん、俺。でかいし。」カイトは言った。
「・・・カイト・・・思ってみろ・・・カモフラージュを試してみるがいい・・・」その時ミカエルが話しかけた。
「カモフラージュ?」ヨシヒロは独り言を言うカイトを見ている。
「・・そうだ・・リストに加わっているようだ・・カモフラージュが・・」とミカエル。
「リスト?分かった・・カモフラージュ・・・」するとカイトの周りの光は歪みカイトを迂回し始めた。みるみる暗闇に包まれるカイトとヨシヒロ。
「暗くなってるよ!何で?大丈夫なの?」少し不安がるヨシヒロ。
光は球体状にカイトの周りを迂回し、その球体の中は真っ暗になった。と同時に外からはカイトたちは見えなくなった。
「すっげー周りから見えてねえよ。下から見ても星が見える」とカイト。
「何でカイトにわかるの?」ヨシヒロは言った。透視能力の事などヨシヒロは知らない。
「ちょっとなら透視みたいなことができるんだよ。今は視点が外にある画像が見える。」とカイト。
「結構すごい能力があるんだね・・ちょっと羨ましい」ヨシヒロは言った。
「じゃあ変わる?」カイトは、ヨシヒロがホントは嫌がるであろうことを知っていたが敢えて聞いてみた。
「ん・・やめておく。すごい大変そう・・」ヨシヒロは想像して辞めた。どう考えても自分にできるとは思えなかった。
「だよな」
「消えた、だと?」湯沢首相はイラついているようだ。
「はい・・消えてしまいました・・」怯える篠原は答えた。
「何故だ!」と湯沢首相。
「わかりません!!」漆原はやけくそのように答えた。周りのものはバツが悪そうだ。
「とにかく・・調べるんだ。地上に降りるはずだ。ヨシヒロのクレジットカードも銀行口座も監視しろ」ふううっと息を吐いた後、湯沢首相は怒りを押し殺しながら言った。
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