天使の翼 悪魔の影105

なようなので・・・」

「・・・お前は全く手を貸さなかった・・・」

「・・・それは仕方がないでしょ・・・安全かどうかわからないのにあんなことを試すから・・・・・私たちには時間はいくらでもある・・また力を蓄えて奴らに戦いを挑めばいいでしょう・・・」そう言うとその悪霊は去っていった。

カイトはスーパーの屋上にいた。別人にカモフラージュすることはうまくいかず、顔を見られてしまうのは避けたかった。だから結局、瞬間移動で調達することにしたのだ。スーパーの冷凍食品の棚の前から人がいなくなった。

「・・・今なら移動できるな・・・」冷凍食品のピラフが瞬間移動してゆく。

「・・・次は餃子かなあ・・」二人共餃子が好きなのだ。次々と好きな物を移動させてゆく。同じ方法で牛乳やお茶、そして水も。こうして食料を調達した。

「・・・結構この方法かあ・・・ざっと二万円くらいだね・・・お金置いていこうか?・・・」カイトは事務所と思われるところにある机の上に二万円を瞬間移動させた。

「・・・でもさ、これって却って騒ぎにならねえ?・・万引した後、現金置いてく犯人・・・。

・・そうかな?どうする?回収する?・・・いや・・まあ・・今回はいいんじゃね?ただ何回も繰り返すとネットニュースとかに出そうだぜ?・・・そっか・・まあそれは次の食糧調達の時考えればいいね・・・」カイトは用意してきた袋にたっぷりと詰まった食料とともにスーパーの屋上から瞬間移動した。回数を繰り返し別荘へと向かう。

「・・・しまった・・冷蔵庫がいっぱいだ・・・」古ぼけた小さな冷蔵庫は一杯になった。「冷凍庫はそんなに大きくない。・・・冷凍食品が結構余る・・・しかたない・・なるべく今日加熱してしまおう。そして冷蔵室にいれよう・・・・」

カイトはお気に入りのピラフと餃子の食事を楽しんでいた。

「・・・やっぱうまいな・・・お前が帰って来てくれて良かったよ・・・一人じゃ退屈でしょうがなかった・・・僕はどっちでもよかったなあ・・・そういえば・・向こうの世界ってどんなん?全然お前の記憶の中にねえよ?なんで?。」

「・・今は消されてるよ・・元々教えちゃいけないらしいし・・言葉で言える分もダメだけど、そもそも認識できないイメージがカイトの今の意識に直接入り込んじゃ大変なことになるらしい・・・うっかり喋ってもダメだから記憶が消されてるんだって・・・大変なこと?・・・」

「・・・狂っちゃうみたいだよ?・・・そのまま脳に入ると・・・」

「・・そうなんだ・・・それはやべえ・・・」カイトは水餃子を頬張りながら言った。

「・・・でさあ・・・南の島に行ってみねえ?明日。・・・いいね、それ。・・・」

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